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48話 カルテ

last update publish date: 2026-03-09 08:20:59

頷き合い、三人一緒に歩き出す。

「こんなに大人数で向かったら、バレないかしら」

そう聞くと高嶺遼大が言う。

「あぁ、だが、見ておきたいだろう?」

そう言われればそうだ。

「あのエステ店の中が、そうなのよね?」

そう聞くと高嶺遼大が少し笑う。

「おそらく、な。外に出るのはリスクが高い」

売春、そして違法賭博

それは一体、どんな場所で行われているんだろう。

「だが踏み込むのはまた次の機会にするとして。今日は愛沢くるみがエステ店に入るところや出るところだけを押さえられれば良いだろう」

高嶺遼大が冷静にそう言う。

「サロン・ド・オーキッドの場所は把握しているのか?」

湊にそう聞かれて私は頷く。

「えぇ、知っているわ。加山良江が入って行ったのを偶然、見掛けたの」

私がそう言うと、湊が少し笑う。

「加山良江、か」

監視カメラの映像を皆で共有している私たちは、愛沢くるみが加山良江に薬を渡しているあの場面を思い出していただろう。もう五年も前から、いや、もっと前から二人は知り合いだったのかもしれない。まだ二人の関係性も、二人の現状も把握出来ていないけれど。

◇◇◇

車の窓から車外を見る。

「もう入った
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